- 概要
bealbum(ベル番)は、Retinaディスプレイ完全対応の新世代HTML写真アルバム作成アプリです。
bealbum(ベル番)とは、oglaham(小倉ハム)の新バージョンのことであります。
アプリ自体がRetinaに対応していますし、アプリが作成したhtmlもRetinaに対応しています。
作成したHTML写真アルバムは、Webブラウザで簡単に見れます。
大量に撮りすぎた写真たちに埋もれて困っていて、写真をアルバム単位で管理したい場合や、インターネットのホームページで写真をアルバムごと公開したい場合にも使えるアプリケーションソフトウェアです。
そのままの原寸大写真をインターネットで見るのは重いので、写真を縮小したものをWebブラウザで一覧表示した状態から、選択した写真を段階的に拡大表示できます。
その縮小写真もエクスプローラー等のサムネイルでは小さすぎて楽しくないので、bealbum(ベル番)では大きなサムネイルで楽しく鑑賞することも出来ます。
90度単位での写真の回転(一回だけ)や、コメント書き込みにも対応しています。
上下左右4ピクセル単位で縮小していくので、最高に美しい縮小写真が手軽に手に入ります!
- 特徴
・写真は.JPG画像のみ対応。
・動画対応(.mov/.mpg/.mp4)。
アプリ内動画再生には非対応。(動画再生用アプリ起動で対応。)
・写真取り込み時、サムネイル表示に対応。(exifサムネイル対応! exifが無ければその場でサムネイルを作るので時間がかかります!)
・原寸大写真を、設定サイズ以下になるまで上下左右4ピクセルずつの多段階縮小することに対応。
・ベストアルバム作成機能に対応。
・写真の評価を行なってマーキングすることが可能。
「良い」評価を行なうとベストアルバムに掲載します。
- 動作環境
Windows:
Vista以降の64bit x64アプリが動く環境。Windows10以降推奨。
OpenGL 3.0以降の動くビデオカードおよびドライバ。
Macintosh:
macOS Monterey以降の64bit x64アプリが動く環境。
OpenGL 2.1以降の動くビデオカードおよびドライバ。
brewを使用してmplayer、ffmpeg、glfw(3)およびgtkmm-3.0をインストールしておくこと。
FreeBSD:
FreeBSD 14.1-RELEASE(amd64)の動く環境。
OpenGL 3.0以降の動くビデオカードおよびドライバ。
pkgコマンド、または/usr/portsから、multimedia/mplayer、multimedia/ffmpeg、graphics/glfw、およびx11-toolkits/gtkmm30をインストールしておくこと。
Linux:
Debian GNU/Linux 12.7(amd64)の動く環境。
OpenGL 3.0以降の動くビデオカードおよびドライバ。nVIDIA社製RTX GPU推奨。
aptコマンドから、mpv(もしくはmplayer)、ffmpeg、libglfw3、およびlibgtkmm-3.0をインストールしておくこと。
/usr/lib/x86_64-linux-gnu/blas
/usr/lib/x86_64-linux-gnu/lapack
|
さらにファイル「/etc/ld.so.conf.d/x86_64-linux-gnu.conf」に対して上記の行を追加してから、コマンド「sudo ldconfig」を実行しておくこと。でないと動画が扱えません。
- 備考
名前の由来は「an OpenGL Accelerated viewer's HTML Album Maker」を略してoglaham(小倉ハム)であり、その新バージョンは「Best ALBUM」を略してbealbum(ベル番)です。
名前にちなんで3D APIのOpenGLを使うoglasiv3(小倉渋3)をビューアーとして同梱しています。
- 価格
このアプリは、写真管理等に使うのであれば対価を払う必要のあるシェアウェアですので、リリース版価格9,900円(税込、払込手数料別)でよろしくお願いします。
- ダウンロード
ご購入する意思をお持ち頂けたのでしたら、下記リンクから該当OS用のzipアーカイブファイルをダウンロードし、適当な場所に展開してください。
展開した中に、説明書の「bealbum.txt」が入っていますので最後までよく読んでください。
bealbum-1.0-release-20241202-FreeBSD-x64.zip (828KB)
bealbum-1.0-release-20241202-Linux-x64.zip (824KB)
bealbum-1.0-release-20241202-Macintosh-x64.zip (730KB)
bealbum-1.0-release-20241202-Windows-x64.zip(94MB)
- bealbum(ベル番)御購入(検討)者様へ。
ダウンロード可能バージョンを、アルバムindex.htmlでのサムネイル動画をRetinaに対応可能としたり、ベストアルバムindex.htmlへの動画掲載の不具合を対策した新バージョンに更新しました。
また私が撮影した写真は日記にて一部公開していますが、アプリ売り上げは写真撮影のための費用(機材や旅費)に出来ますので、応援するつもりで、御購入のほど、よろしくお願い申し上げます。m(__)m
- スクリーンショット(※画像は開発中Windows版のものと、Retina表示では開発中MacOS版のものです)
- オプション設定ウィンドウ
- メインウィンドウ
- ブック表示ウィンドウ
- アルバム表示ウィンドウ
- ブック編集ウィンドウ(1)
- ブック編集ウィンドウ(2)
- ブック作成ウィンドウ
- アルバム作成ウィンドウ
- アルバム編集ウィンドウ
- ベストアルバムウィンドウ
-
- 使い方
まず初回起動で「オプション設定ウィンドウ」が表示されますので、各種情報を設定します。
次に、新たに表示されるウィンドウ右下の「編集」ボタンを押したのち、また新たに表示されるウィンドウ下部の「ブック作成」ボタンを押し、ブック作成で空ブックディレクトリ(ベースブック)を作成します。
次に、階層化のためにサブブックを作成したりして、サブブック配下で「アルバム作成」します。
- 特殊な使い方、切り出し写真のアルバム化。
「アルバム編集」画面で写真をクリックすると写真ビューワーのoglasiv3が起動するのですが、表示しているウィンドウの内容を's'キーで保存できます。
Escキーでoglasiv3を終了させ、アルバム編集画面を一度閉じてもう一度開き直し、OKをクリックするとアルバム化出来ます。
oglasiv3の機能でマウス右ボタンドラッグすることにより写真の自由回転を行なうことが出来るので、傾いた写真でも救出できます。
- カスタマイズ
オプション設定のoglasiv3起動設定で、's'キーでの切り出しのためにウィンドウサイズを決め打ちしていますので、お好きなサイズに書き換えてください。
初期値は"-winsize 1296x972"になっています。
引き数に"-wintype 2"を追加することで、最大サイズで起動します。
('f'キーで最大サイズとトグルします。)
- 活用ヒント
小倉ハム.ベル番 - 活用方法 -
- 不具合情報
- 4K/60p動画再生について
・Mac
iMac Late 2015 macOS Monteleyで確認したのですが、動画再生アプリのmplayerではFreeBSDサーバー上のsambaネットワークドライブ経由の4K/60p動画再生について、マシンのパフォーマンスが足りないと出てしまい、等速で再生できません。
しかし、html化したアルバムをSafariでピクセル等倍で動画再生すると、同じ環境でもなんとか等速近くで再生できているようです。
・Linux
またLinuxでは、動画再生アプリを「mpv -hwdec」と設定してmpvコマンドに-hwdecオプションを設定しておくと、nVIDIA RTX GPUのハードウェアアクセラレーション能力を使用して動画再生が可能になるため、4K/60p動画がスムーズに再生出来るようになります。
ちなみに筆者は動画再生アプリを「mpv -hwdec --audio-device=alsa/plughw:CARD=NVidia,DEV=3」と設定してRTX GPUのハードウェアアクセラレーション能力を使用し、4K映像と音声を同じhdmi出力で4K HDTVに流しています。
- Windows7
・ハードリンク
アルバム作成ではシンボリックリンクを作成できないとハードリンクを作成しようとするのですが、Windows7でネットワークドライブに対してアルバム作成しようとすると、ハードリンクは作成できるのですが、内部でリンクを張った先にアクセスしようとすると一度目にエラーが出ます。
エラーが出たら、アルバム編集で開き直してOKボタンを押下すると正常に見れるアルバムになります。
Windows10や11ではネットワークドライブ上でも作成したハードリンクに対して正しくアクセスできますので問題ありません。
- Macintosh
・シンボリックリンク
アルバム作成ではシンボリックリンクを作成するのですが、ネットワークドライブ上にシンボリックリンクを作成すると、ネットワークドライブを供給しているサーバーによっては、サーバー上では有効でないリンクを作成してしまいます。
要はMacintosh専用になってしまいます。
サーバー上で手作業でリンクを張り直せば済む話ですが、面倒です。
- 写真サムネイルクリックでのoglasiv3による静止画拡大表示について。
bealbumでの回転機能や、オプション設定での写真表示サイズ設定が反映されていない、オリジナル写真表示になってます。
これは、写真切り出し機能での保存先が、オリジナルと同じディレクトリじゃないとアルバム化されない仕様によるものです。
oglasiv3にはマウス右ボタンドラッグによる写真回転機能があるので、それで対応可能ではあります。
- オプション設定の写真表示サイズについて。
影響するのは、ブック表示で、配下の直下アルバムに対する「oglasiv3起動」ボタンでの写真表示サイズになっています。
スペースキーの押しっぱなしによる高速ブラウジングを楽しみたい場合、サイズを一段階小さいものにするのがオススメです。
サムネイルクリック時のように一枚だけの表示なら少し待てるけど、静止画から動画を作る前に動画並に高速ブラウジングしたくて待てない場合のための設定項目です。
- oglasiv3による写真切り出しについて。
現在FreeBSD(NVIDIAドライバ560.35.03)でのみ確認したのですが、oglasiv3の上に何かウィンドウやら漢字変換のミニウインドウなどがある状態でoglasiv3に's'キーが渡るようにすると、そのoglasiv3の上にある画像も一緒にキャプチャされてしまいます。
ちゃんとOpenGLバックバッファからキャプチャしていことを確認したのに、OpenGLドライバの仕様(不具合?)のようです。
これは、画面サイズよりも大きなoglasiv3ウィンドウを作って、画面サイズよりも大きな写真を切り出ししようとしても出来ないことを意味します。
私一人の力ではどうしようもありません。申し訳ない!
- 更新履歴
2024/09/17 Version 1.0 動画対応完全版リリース。
2024/09/15 Version 1.0 動画対応暫定版リリース。
2024/09/01 Version 1.0 初回リリース。